MACDを使ってトレードをしているけどレンジ相場でまたやられた・・・
RSIを使ってトレードをしているけどトレンド相場で負けちゃうんだよなー・・・
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
FXは7~8割がレンジ相場と言われていますので、MACDを使ってトレンドに乗ることを狙えばダマシに合う確率が高いです。
そうかと言ってRSIを使ってレンジ相場で稼いでも、トレンドが発生した時に上手く損切りができなければ大きな損失が待っています。
どちらの手法もなかなか勝つのは難しい・・・
あなたがこのままMACDやRSIを単独で使ってもFXで勝つのは難しいかもしれません。
しかし、MACDとRSIは組み合わせることで勝率を高めることが可能です。
今回はFXの王道とも言える「MACDとRSIを組み合わせたトレード手法」を3つ厳選して解説させていただきます。
MACDとRSIを組み合わせたトレード手法とは
MACDとRSIを組み合わせるとお互いの短所を補うことができます。
MACDは基本的にトレンドに乗ることを狙って使うため、レンジ相場に弱いという短所があります。
RSIは基本的にレンジ相場での逆張りを狙って使うため、トレンド相場に弱いです。
基本的な考えとしては、MACDとRSIの両方のエントリーサインが出てからトレードをおこなうことで、お互いの短所を補ってダマシを減らすことがMACDとRSIを組み合わせる目的になります。
別の考えを持った手法も解説いたしますが、まずは基本的な考えを頭に入れておきましょう。
MACDとは
MACDは日本語に訳すと「移動平均収束拡散法」と言います。
日本語の名前に「移動平均」という単語が入っている通り、MACDはFXで最もメジャーなテクニカル分析である移動平均線を発展させたインジケーターになります。
MACDは「MACDライン」と「シグナルライン」の2本の線を用いて、相場の方向性や売買タイミングの分析をすることが可能です。
また、高値や安値を更新したのに価格とMACDラインが逆行する「ダイバージェンス」と呼ばれる現象も重要です。
ダイバージェンスはトレンドの転換点になる可能性があります。
例えば、上のチャートの場合は、直近安値を更新したのにMACDラインやRSIは上昇しています。
MACDの使い方に慣れてきたらダイバージェンスにも注目してみましょう。
MACDの考案者であるジェラルド・アペル氏の著書には、「設定値の異なるMACDを使い分ける」などの有益な情報が盛りだくさんです。
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MT4でMACDを使いたい方はこちら
RSIとは
RSIは「買い」と「売り」の相対的な力関係を数値であらわしたもので相場の「過熱感」を判断することが可能です。
RSIは日本語では「相対力指数」と呼ばれています。
RSIは1978年にJ.W.ワイルダーによって考案されました。
一定の期間における価格の変動幅から相場の「買われ過ぎ」と「売られ過ぎ」を数値であらわす、いわゆるオシレーター系の代表的なテクニカル分析がRSIです。
一般的に、RSIなどのオシレーター系のテクニカル分析はレンジ相場での逆張りに強く、強いトレンドが発生している時には使い物にならなくなってしまうと言われています。
RSIについて詳しく知りたい方はこちら。RSIの珍しい手法も載っています。
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RSIを使った億トレーダーの手法を知りたい方はこちら
RSIと同じオシレーター系のインジケーターであるRCIを使った億トレーダー達の手法もおすすめです。
MACDとRSIを組み合わせたトレード手法3選
MACDとRSIを組み合わせたトレード手法は優位性があると言えるでしょう。
なぜなら実際に多くのトレーダーがMACDとRSIを使用して利益をあげているからです。
以下、MACDとRSIを組み合わせたトレード手法の中から厳選した手法を3つ解説させていただきます。
MACDのクロスとRSIの過熱感を組み合わせる
「MACDのクロスとRSIの過熱感を組み合わせる」という手法はMACDとRSIの最も王道なトレード手法を組み合わせたものです。
MACDはトレンド相場に強いという長所と、レンジ相場に弱いという短所があります。
RSIはレンジ相場に強いという長所と、トレンド相場に弱いという短所があります。
そこでMACDとRSIを組み合わせて、お互いの短所を補うことを目的としています。
トレードルールは
- MACDラインがシグナルラインより上にあり(ゴールデンクロス)、RSIが30以下の「売られ過ぎ」の位置にある場合は「買い」
- MACDラインがシグナルラインより下にあり(デッドクロス)、RSIが70以上の「買われ過ぎ」の位置にある場合は「売り」
となります
例えば、上のチャートでは白線で表示されているMACDラインがシグナルラインより下にあり(デッドクロス)、RSIが70以上の「買われ過ぎ」の位置にあるので「売りシグナル」となります。
また、トレードルールはMACDのゴールデンクロスやデッドクロスの代わりに
- MACDラインが「0」ラインを下から上に上抜けた場合は買いシグナル
- MACDラインが「0」ラインを上から下に下抜けた場合は売りシグナル
とするのもおすすめです。
相場で機能している、またはこれからすると思われるトレードルールを使いましょう。
MACDとRSIのダイバージェンスを組み合わせる
「MACDとRSIのダイバージェンスを組み合わせる」手法はトレンドの転換点を捉える手法となります。
MACDやRSIのダイバージェンスはトレンドの勢いがなくなり、トレンドの転換が近いことを示唆します。
そのため、MACDとRSIの両方のダイバージェンスを確認し、トレンドの転換点を高い確率で捉えることを目指します。
トレードルールは
- チャートを見て現在のトレンドを確認(レンジ相場の場合はトレードを見送る)
- MACDとRSI両方のダイバージェンスが起こったら「トレンドの転換点」と判断し、現在のトレンドの逆張りをおこなう(上昇トレンドなら売り、下降トレンドなら買い)
となります
ダイバージェンスが起きているかの判断は
- 上昇トレンド中に直近高値を超えたがMACDラインとRSIは下落
- 下降トレンド中に直近安値を下回ったがMACDラインとRSIは上昇
のどちらかになります。
例えば、上のチャートの場合は、直近安値を何度も下回っているのにMACDラインやRSIは上昇しています。
MACDのダイバージェンスは、世界中のトレーダーのバイブルである「投資苑」の著者であるアレキサンダー・エルダー博士も推奨し、自身のトレードで使用しています。
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MACDとRSIのヒドゥンダイバージェンスを組み合わせる
「MACDとRSIのヒドゥンダイバージェンスを組み合わせる」手法はトレンドが継続するかを判断し、トレンドに乗るための手法になります。
ヒドゥンダイバージェンスは少しマニアックとも言える手法ですが、順張りトレードの勝率を高めるために大変役立ちます。
ヒドゥンダイバージェンスでは価格の上昇や下落がトレンドの転換ではなく押し目であることを把握し、押し目でトレンドに乗ることを目指します。
トレードルールは
- チャートを見て現在のトレンドを確認
- MACDとRSI両方のヒドゥンダイバージェンスが起こったら「トレンドが継続する」と判断し、現在のトレンドの順張りをおこなう
となります。
ヒドゥンダイバージェンスが起きているかの判断は
- 上昇トレンド中に直近安値を切り上げたがMACDラインとRSIは下落
- 下降トレンド中に直近高値を切り下げたがMACDラインとRSIは上昇
のどちらかになります。
例えば、上のチャートの場合は、直近安値を切り上げているのにMACDラインやRSIは下落しています。
ヒドゥンダイバージェンスはややこしいですよね。まずはダイバージェンスに慣れてからで大丈夫です
MACDとRSIを使用時にはサポートラインやレジスタンスラインを意識する
MACDとRSIを使用時にはサポートラインやレジスタンスラインを意識すると、さらに勝率を上げることができます。
価格が自分のポジションと逆行してしまった場合にサポートラインやレジスタンスラインで跳ね返されることが期待できるからです。
例えば、買いポジションを持った時に価格が下がってしまっても、サポートラインがあれば価格の下落を跳ね返すことが期待できます。
そのため、新規ポジションを取る時にはサポートラインやレジスタンスラインが近くにあるか確認することをおすすめいたします。
例えば、上のチャートでは黄色の線が過去に何度もレジスタンスラインになっているため、売りポジションが逆行してしまってもレジスタンスラインで跳ね返されることが期待できます。
MACDとRSIを使用時に長期足のトレンドを確認する
新規のポジションを取る際には、長期足のトレンドを確認すると勝率を上げることができます。
長期足のトレンドは短期足のトレンドに影響を与えることが多く、長期足のトレンドに逆らったトレードのシグナルはダマシになる確率が高いことが知られています。
例えば、5分足などの短期足が上昇トレンドで買いシグナルが発生していても、日足などの長期足が下落トレンドだと短期足も下落トレンドに変化してシグナルがダマシになりやすいです。
短期足は「小さな波」なので長期足の「大きな波」に飲みこまれることがあるんだ
そのため、長期足のトレンドに逆らわないようにすることでダマシを回避して勝率を上げることが可能となります。
利益確定と損切りのルール
MACDとRSIを組み合わせた手法の損切りのルールは
- MACDのゴールデンクロスやデッドクロス
- MACDがラインを上抜け、または下抜けた場合
- RSIが70ラインに到達した場合、30ラインに到達した場合
が一般的なものになります。
相場の状況や自分の性格(早く決済がしたい、または長くポジションを持ちたいなど)といったことを考えて、工夫してみるのもよいでしょう。
ただし、損切りをせずにいわゆる「塩漬け」にすることだけはやめましょう。
塩漬けは一度のトレードの失敗で大きな損失を出してしまい、トレードを続けられなくなる恐れがあるからです。
まとめ
ここまで「MACDとRSIを組み合わせたトレード手法」を中心に相場で利益をあげるための方法を解説させていただきました。
解説した3つの手法はどれも優位性が期待できる手法ですが、機能する手法は相場の状況によって変わります。
そのため、「現在の相場ではどの手法が機能しているか」または「将来の相場ではどのような手法が機能しそうか」ということを考えてトレードをすることが重要です。
相場の状況を見ながら3つの手法を使い分けて、ぜひFXで稼いでいただければと思います。
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